恋愛・結婚・お金・・・30代独身男性のひとりごと、と料理。

33歳・独身男性。女の影なし。料理は好き。下手だけど。
当たり前の日常、世界とのチューニング。
「大人」になりそびれた男の、
「大人」への挑戦。ハッピーエンドを目指して。


自分の死だけは、誰にも干渉されたくない


ひょんなことから、宵町しのぶを「誘拐した」ことになってしまった善男は、慈善団体に2000万円の寄付をすることを、しのぶの事務所に要求する。事務所は、しのぶが非公式にサーブしている政界の大物を通じて、実際に2000万を振り込む。

それを知った平太は、2000万円払うことになった責任は、非公式に善男を紹介した自分のせいになってしまうと感じ、頭を抱える。そんな時、善男は「僕を殺せばお金がてにはいるんじゃないですかねえ!」と軽率に話、平太をイライラさせるのであった。

「・・・オレはあんたを殺すのに、こんなに葛藤してるって言うのに・・・」

そんな思いから、「出来んのか?本当に出来んのかよ!今殺してやろうか?」と善男に迫る。


そんな時、表題のセリフを、善男が平太に言うのだ。

「僕は、自分の死だけは、誰にも干渉されたくない。
 一人で、静かに死にたい。今日はまだ、死ぬ日じゃない。」


善男にとって、「死」とは、まさに自由死刑の言葉の通り、「自由」を意味する。
しかし、ドラマは先週辺りから急展開を見せている。なぜ、みずほは善男と結婚したのか。善男に近づき、みずほとの仲を取り持った、三波貴男(今井雅之)の正体とは。その辺りのなぞが解き明かされるにつれ、善男が何から逃れたかったのか、次第に明らかになってくる。

別記するが、善男の中に存在する、ネガティブな善男が、別人格となり、善男と同じ姿のままで、最近姿を現すようになっていた善男は、ネガティブ善男のささやきに、「死」を理由に抵抗し、その秘められた攻撃性を明らかにする。そのネガティブ善男の誕生に、三波が関わっている・・・?


しかし、果たして、本当にそうなのだろうか。静かな自殺など、本当に存在するのだろうか。


もし、存在するのだとしたら、私もいつか、「静かで自由な死」を選びたいと思うかもしれない。

僕はこの世界に必要とされていないし、必要ともしていない。


フジテレビ、火曜22時放送、「あしたの、喜多善男」での、第1話で、主人公喜多善男が自分が死を選んだ理由をこう説明した。

誰かに必要とされていると感じるのは、どういうときだろうか。

用事を頼みたいから、自分の問題を解決したいから、自分がやるのが面倒くさいから。ただ漠然と、その人を失いたくない、と感じてもらえる人は、自分の人生に何人いるだろうか。

そういうことを、常々確認して、私達は生きているわけではない。心の中では、そういう風に思っていても、表現されることは少ない。人は、自分の思いを表現することはほとんどないのかもしれない。

それは、言い換えれば、その人を失う、などという事を、普段考えても居ないから、ともいえるのではないだろうか。その人が居ることは、いつの間にか当たり前になってしまう。

私の場合は、家族だった。世間で批判にさらされようが、私の家族だけは私を必要としてくれているに違いない。漠然とそう思っていた。しかし、それに対する疑いが差す瞬間もまた、あるのだ。

もちろん、必要だ、大切だ、とは言ってくれるだろう。しかし、そうじゃない。そんなことを求めているのではないんだ。そんな思いを持つときも、不思議とある。


喜多善男は、鷲巣みずほとの半年間の結婚生活を、何よりも大切な思い出として心の中に持っている。人がうらやむような美人である鷲巣みずほとの関係を、ただそれだけを自らの支えに生きてきた喜多善男が、離婚を一方的に突きつけられてから、何かが音を立てて崩れていく。

最も、生きていく喜びを感じていた、自分の真実。それが、壊れてしまった。



死を決意した喜多善男は、ひょんなことから、矢代平太という若者に出会う。矢代は、キャバクラのキャッチで、11日後に人生を閉じるという喜多善男に興味を持つ。その矢代に死ぬ理由を問われ、こう答えたのだ。

職場でも必要とされる存在でもないし、全てをささげるつもりで居た女性にも、別れを告げられてしまった。善意で応じた連帯保証人契約で債務を請負い、借金取りに追われる日々。人生の意味を、喜多善男はすっかり失ってしまった。唯一自分に興味を持ち、協力してくれた友人、三波貴夫は、11年前に飛行機事故で死んでしまった。

そして彼は「自由」を求める。彼にとっての自由、それは、「死」。
三波の居る天国に、旅立つことを決意したのだ。

こんなはずじゃなかった。そんな思いも、もうすでに沸かなくなっているのかもしれない。話したところで、「あなたが悪い」、そういわれておしまいだ、という思いがあるのかもしれない。まともに話を聞いてもらえないと、感じるのかもしれない。

自分の正直な気持ちを、受け入れてもらえない時、人は不自由を感じるのではないか。
思ったことを思ったままに表現し、それを受け入れてもらう自由すら、この世の中にはないのかもしれない。家族、伴侶、仕事、給与、人生。全てが情報化し、付加価値を持たなければ、自分にとって意味や魅力を持たなければ、その情報=人間は、興味をもたれなくなっていく。

ああ、自分が必要とされていたのは、こういうことだったんだ。そんな人生なら、僕には必要ない。そしていまや、この世界も僕を必要とはしていない。それなら、嫌なことは全て忘れて、楽しかったときのことだけ思いながら、人生の幕を閉じることにしよう。


そんな喜多善男の気持ちが、不思議と、痛いほどわかる。

新しい出会い

8abd56a5.JPG>「新しい出会いの無い日は、私を途方にくれさせる」
サミュエル・ジョンソン














日本が初代王者に輝いた、野球の世界一決定戦WBC。韓国の野球連盟総裁は、10月にも日韓戦を行い、真の世界一を決定すべきだと発言し、波紋を呼んでいる。

そんな中、イチロー選手・大塚選手以外は、チームジャパンはすでに今日日本に帰国。成田には1000人ものファンが詰めかけ、選手は実感がわきつつも、戸惑っている様子だった。

イチロー。私が今回最も印象に残った選手。イチロー選手は、WBCを振り返り、こんなにひとつの目的に向かってまとまったことは無かった、と振り返った。

スポーツナビ | ニュース | 「野球人生最高の日」 日本引っ張ったイチロー
イチロー選手は「素晴らしい仲間と野球ができて本当にうれしい。ものすごいプレッシャーだった。このチームでメジャーで戦いたいくらい。子どものように純真にプレーしたし、プロとしての責任も果たした」。
 「燃えに燃えたイチロー」のWBCは、最高の形で幕を閉じた。1カ月間、寝食を共にしてきた“世界一”の仲間と別れ、再び大リーグの戦いに戻る。(サンディエゴ共同)一部抜粋


孤高といわれた彼を生み出したのは、きっと僕たちだ。過剰な期待と報道。ファンやマスコミ、我々は、彼に対する愛情と尊敬を表現するのではなく、我々に対する返礼を期待し続けたのだろう。でも彼はそれに答え続けたと思う。

しかし、最近は、そんな彼ですらモチベーションを感じられなかったのかもしれない。成績が上がらないチーム。それを改善使用ともしないチームメイトやスタッフ。彼は、自らの技術を磨き、新たな記録を作ることで、なえそうになる自分の野球への思いを保ち続けたのかもしれない。もともとそれにしか興味が無かったのだ、と、誰もが思っていたと思う。

でも、今回、彼は違った。確かに彼は自分の向上に興味が無かったわけではないと思う。しかし、彼が求め続けたのは、そのためだけではないだろうが、「新しい世界」「新しい刺激」「新しい自分」だったのではないかと思う。

ここ数年のマリナーズでの日々は、きっと彼にとって刺激の無い、途方にくれた日々だったに違いない。そして、「国を代表して戦う」という事に、並々ならぬモチベーションを感じたに違いない。彼にとっての新たなるステージ。

そして、そこでの戦いは、彼にとって「新しい野球」を見せるのに、十分だったはずだ。そして、今まで感じた事のない緊張感や敗北、屈辱、そして、勝利の喜び。それらを全て、忌憚無く彼は表現していたと思う。

その姿が、抑圧するのが癖にすらなっている日本人の心に火を、いや、「日」をつけた。日の丸が、心に昇ったのだと思う。

技術で全てを向上させてきた彼が、その「ハート」で栄光をつかんだ。
本当に必要なものはなんだったのか。彼のようになるために、本当に必要なものはなんだったのか。それはきっと、「夢中になること」だったのではないかと思う。そして、その原動力は、「あらたな出会いを求める」気持ちだった。

私にとっての新たなる出会い。

それが人をここまで変えてしまう、圧倒的な力を持っていることを知った。
そして、僕自身にとっての新たなる出会いを、探してみたくなった。

倫理的な人 3

kizasiで見る今日の ホワイトホワイトデー

ホワイトホワイトデーと言えば 雪 ホワイトデー ホワイトクリスマス 降って 降る バレンタインデー クリスマス 降ったら お返し いい 3月 チョコ 降った 多い 前 友人 良い 関係 考え 経験 月 男性 関係ない 呼ぶ 伝えた 滅多に 綺麗で 見入ってしまいました

 「倫理的な人は、相手の望んでいる以上のことを行わない。
 決して自らの許容範囲を超えた行動をとることはない。」

マイケル・ジョセフソン


 今日はホワイトデー。

 相手の望んでいることを、正しく把握する事は難しい。特に、女性の望んでいることを正確に理解することは、より困難だ。

 かくいう私も、とっても苦手である。

 今日働いている女性たちには、いったいどんな一日だったのだろう。

  ひとまず、最善は尽くしたつもりだ。それが、許容範囲を超えた行動なのかどうかはわからないが、できることはした。

 義理チョコに、期待させたという罪を問うなら、私の行動は犯罪そのものだ。私自身には許容しうるものであったとは言え、少なくとも満足している人はいないだろう。

 人は「差をつけられる」事を喜ぶ。私のした行動は、答えをはぐらかしたことに他ならない。

  でもそれ自体がひとつの答えでもある。「私は誰も選ばない。その時点で、全ての人々を受け入れるという意味である。だから、答えを求めないでほしい。そして、その意味を考え込まないで欲しい。単なる、日々の協力に対する感謝なのだ。」

 女性の耳には、きっと入らないであろう、僕の本音。ずるいか・・・。


 女の本音・・・。


参照:「ホワイトデー殺人事件」五月祥子(amazon)



「好きなら、告白しよう!」と、あたし穂波が神林くんへ、親友の真衣が水谷くんへ、チョコを贈ってから、1か月。ドキドキの日が、やってきた。真衣は水谷くんからの電話で、“ここで誓った愛は永遠”といわれる、桜の木の下へ。ところが、そこで殺人事件が起きてしまったの。疑いをかけられた真衣。でも、あたしと神林くんが、かならず真相をつきとめるから。きょうは記念日。悲しい日にしては、ダメ。


 

自由 5

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「自由とは責任のことだ。
だから人は、自由を恐れる。」









ジョウジ・バーナード・ショウ



僕は何より自由を愛する。
そのための責任ならば、喜んで果たす。

だけど、その責任ばかりに負われて、自由を手に出来ていない気もする。難しい。

でも、彼の言うとおり、責任の伴わない自由は無い。
なぜなら、自由の名のもとに行われる行動や言動は、全て自分の意思決定によるものだから。

だから、全ては自分に帰ってくる。

最近僕をがっかりさせる人たちは、自由を求めかつ、責任を担保することを望む。多くは女性だ。だが、男性の中にも見かける。

そんなやつは男じゃない。

「男みたいなこと、言わないで。」

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